今さら聞けない プリザーブドフラワーとは?その魅力を再確認!

プリザーブドフラワーについて

プリザーブドフラワーとは、最も美しい状態の生花に特殊加工を施し、3年以上その瑞々しさをキープできるお花です。

まさに生花そのもの。

ときには生花以上に鮮やかで魅力的な色合いのプリザーブドフラワーもあります。

お花好きの方ならきっと多くの方がご存じかと思いますが、今回はもっと深掘りした私目線で、プリザーブドフラワーの魅力に迫りたいと思います。

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プリザーブドフラワーの加工手順

作り方の手順

プリザーブドフラワーは特殊な薬剤を使用して作られています。

  1. 本物の花(生花)を脱色液に浸けて花の色素を抜く。
  2. 透明になった花を着色液につけて人工の色を吸収させる。
  3. 花を上向きに置き、直射日光の当たらない室内で乾燥させる。

専用の液体と生花があれば、自分でもプリザーブドフラワーが作れます。

例えば、生花の赤バラをピンクや黄色のバラに変身させるも可能。

ちなみに、花を上向きに置くのは、薬剤を花の中心部まで均一に浸透させるためです。

同じ「乾燥工程」でも、ドライフラワーのように逆さまするのはNGということですね。

花を選ぶときのポイント

バラを選ぶ場合は、ツボミや満開を迎えたものは避けましょう

ツボミの場合は硬すぎて開きませんし、満開を迎えた花は弱り始めているからです。

7~8分咲きの新鮮な花を選ぶのがポイント。

開花のパワーを持った若い花がいいよ、というわけです(人間と同じですね!ドキッ)

よくある勘違い

たまに、濁音の「リザーブド」という方がおられるのですが、正しくは半濁音の「リザーブド」です。

プリザーブドは英語表記で「Preserved」=保存されたという意味。

このように覚えれば、もう言い間違いしないのではないでしょうか。

プリザーブドフラワーを発明した国はどこ?

プリザーブドフラワーを世界で初めて作った国はどこかご存じですか?

答えは、フランス

1991年にフランスのある企業が、専用液によるプリザーブドフラワー製法を開発、世界特許認定を取得しました。

これを聞いていたので以前フランス旅行をしたときに、きれいなプリザーブドフラワーがたくさんあるのかと期待したことがありました。

でも現実はホテルにもブティックにも全くなく、見かけたのはバケツに入れて売られている道端の生花だけ。

お花屋さんに立ち寄る時間は取れず、せっかく渡仏したのに少し残念な思いで帰国した思い出があります。

今から思うと、プリザーブドフラワー講師なのであれば、きちんと自分で下調べをするべきだったと後悔しています。

日本で流行らせたのはなんと、○○外務大臣!?

2013年、ケネディアメリカ新大使に岸田外務大臣からプリザーブドフラワーのバラをプレゼントされたのが、当時話題になりました。

岸田外務大臣は、第100代内閣総理大臣ですね。

尊敬を意味する白いバラのプリザーブドフラワーに両国の国旗をプリントし、アメリカの国旗に用いられているブルーとレッドを基調としたクリスタルを、そのバラに施したものだったそうです。

クリスタルは、アメリカの州の数と同じ50個。

「大使が長きにわたって活躍されますように」と「日米の友好関係が永く続きますように」という想いが込められていたとのこと。

お花に沢山の想いを込めてプレゼントするのは、皆同じなのですね。

プリザーブドフラワー講師としては、数あるプレゼントの中から岸田外務大臣がプリザーブドフラワーを選んでくれたことが嬉しかったです!

プリザーブドフラワーが世の中に広く認知されるきっかけになったらいいな♪と期待した出来事でした。

プリザーブドフラワーのメリット5選を再認識

改めて、プリザーブドフラワーの魅力についてまとめてみました。

1.水やり不要なので雑菌が空中に飛ばず清潔。食卓テーブルに置くことができ、お見舞いのお花としても喜ばれる。

2.プリザーブドフラワーには花粉や香りがないので、花粉症の方や花の香りが苦手な方にも安心していただける。

3.色を抜き着色しているため、ブルーやレインボーなど自然界に存在しない色のバリエーションが豊富にある。

4.生花の瑞々しい状態を3年以上保てるということから、「永遠の愛」「ずっと一緒に」「ずっときれいにいて欲しい」という意味を込められる。

5.生花と違いお水の心配がないので、ワイヤリングや接着剤を使用し、自由自在にアレンジのデザインが作れる。

いかがでしょうか?

色の鮮やかさと水やり不要というのが、生花との大きな違いです。

「枯れない萎れない魔法のお花」を体験してみませんか?

16年前、華道草月流師範を取得していた私は、華道講師になりたいと思っていました。

しかしながら、今は「プリザーブドフラワーの時代」と言われたことをきっかけに、プリザ講師になることを決意。

ずっと生花を活けていたからこそ、水を使用せずにアレンジができることが本当にありがたく感じました。

最近ではプリザーブドフラワーにできる植物の種類も増え、昔と比べたらバリエーションがぐっと豊富に。

これから先、どんなプリザが登場するのか楽しみです。

まだまだ進化を続けるプリザーブドフラワー、ご一緒にアレンジメント体験をしてみませんか?

鮮やかな色合い、柔らかな質感の魔法のお花は、きっとあなたの心をときめかせてくれるでしょう。

アレンジしてみたな♪と思った方は、体験レッスンからお試しくださいね

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