今日は、私の右目が痙攣することについて、初告白したいと思います。
実際にお会いした時に「あれ?」と思われてしまうかもしれないので、このブログにこれまでの背景と私の想いを綴ってみることにしました。
良かったら最後までお読みいただけると嬉しいです。
きっかけは我が子のダブル受験
6歳違いの子を持つ私は、2014年当時、息子が大学受験、娘が中学受験というダブル受験を控えていました。
それぞれの願書を取り寄せ、誤字脱字がないかチェック、支払い証がきちんと添付されているかチェックなど、本人に任せておけない私は、すべてに目を通していました。
息子が通っていた高校からは「なるべく多くの大学を受験してください」との指示もあり、たくさんの願書を提出。
提出後も、願書はきちんと受理されたか、受験票が家に届くかなど、受験生本人以上にドキドキしながら日々を過ごしていました。
娘の方は中学受験だったので、まだ12歳です。
毎日の塾送迎、夜遅くの夕飯準備と後片付け、翌朝のお弁当作り、土日の模試送迎。
私立中学を何校も訪れ、学校見学と説明会に参加。
ダブル受験の1年間は本当に慌ただしい毎日で、時間が過ぎるのがあっという間でした。
受験は本人次第です。
とはいえ、親としてサポートできることは全てやってあげたいと思ってました。
志望校に合格して欲しい。
そのためなら母として最善を尽くす。
親なら誰しもが願うことだと思います。
ダブル受験期間中、私を救ってくれたもの
ピリピリムードの日常でしたが、フラワー講師としては6年目を迎えていました。
自分でデザインを考えたり、花問屋に仕入れに行ったり、レッスンを開催したりする時間は、私にとって非日常。
忙殺される母親業から解放され、唯一、自分の時間を取り戻す瞬間でもありました。
そして実は、フラワー講師と並行して週2回ほど、医療事務のパートも掛け持ちしていました。
覚えることが多くかなり苦戦しましたが、正社員の方々にご迷惑をかけないよう頑張っていたつもりです。
ある日突然、目の下がピクピクと
このようなダブル受験でストレスが多い時期だったためか、ある日突然、右目の下が痙攣しはじめたのです。
最初はたいしたことではないと思っていたのですが、主人から「結構ひどいし病院に行ってきたら?」と言われ、近所の眼下で診てもらいました。
すると医師の先生に
『目の痙攣はよくあるけど、口角の方まで上がってしまうのは脳腫瘍の可能性がある。大学病院でMRIを撮ってもらった方が良い。』
と言われてしまったのです。
すぐに脳神経外科でMRIを撮ってもらった結果、脳腫瘍ではありませんでしたが、
脳の血管と神経が触れていて痙攣が起こっている。原因は不明。薬は副作用もあるし、効果も弱い。ボトックス注射なら3ヶ月は持つが完治には至らない。完治させるには手術しかない。24時間痙攣するようになったら、また再診するように。
とのことでした。
ネット検索でいろいろ調べたたものの、やはり手術しか完治の方法がないと書かれています。
あまりのショックに、とても落ち込みました。
諦めきれない私は、ダブル受験が落ち着いてから、鍼治療を試しに銀座まで通ったり、漢方薬を毎日飲んでみたりしているのですが・・・
完治には至っておりません。
リスクをとって完治か、安全をとって現状維持か
現在は、良くなったり悪くなったりを繰り返しています。
ストレスがかかったり、緊張したりすると痙攣が多くなりますが、命に関わる病気ではありません。
手術すれば完治するとはいえ、100%保証されるものでもないですし、頭蓋骨に穴を空ける手術はやっぱり怖い。
・1週間の入院生活
・耳が聞えづらくなるリスク
・目が見づらくなるリスク
・再発の恐れ
リスクをとって完治を目指すか、安全をとってこのままにしようか、ずいぶん悩みました。
それに今は、オンラインの時代。
Zoomで自分の顔を直視する機会がたびたびあります。
やっぱり辛い。自分の顔を見るのは本当に嫌でした。
そして何よりも気になるのは、画面越しにお相手さんを不愉快な気持ちにさせてしまわないか?ということです。
一人で悩むだけでなく家族や友人知人、生徒様や同業の先生達など、たくさんの方に手術について相談をしてみました。
予想外だった周囲の反応
目の痙攣に対して、周囲の反応は意外なものでした。
私は真剣に悩んで相談していたのですが、皆さんあっさりと、
手術はリスクがあるから止めた方がいい
もう見慣れちゃった~(笑)
まったく気になりませんよ!
と言ってくれるのです。
生徒様の中には『ぜんぜん気がつきませんでした』という方もいてくれたり。
気にしていたのは自分だけで、周りはそれほど気にしてないのかもしれない!と思えてきました。
目の痙攣は、母なる私の勲章です!
ダブル受験を乗り越え、家族のために全力投球してきた私。
今となってはこの目の痙攣も、母として生きてきた証であり「勲章」だと思えるようになりました。
先日、私のプロフィール写真を撮ってくれたカメラマンさんから、
『人よりちょっと瞬きが多いだけで、個性ですね♪』
と言ってもらえたことがあります。
目の痙攣を「瞬き」や「個性」と言い換えてくださった方は初めて!
にこやかにシャッターを切り続けてくれたカメラマンさんのプロ意識に、私はとても救われました。
▼ お世話になったカメラマンのchihoさん
花講師として自分らしく生き生きと過ごしたい
世の中には、様々な悩みを抱えながら一生懸命生きている人が大勢います。
私もそのうちの一人かもしれません。
でも!私は、目の痙攣なんかに負けてはいられません。
これからも自慢のトーク力でフルカバーし、笑いが絶えないアットホームな教室を維持していきます。
『レッスンに夢中で、目のことなんて気になりませんでした』
と、また言ってもらえるように。
自分らしく生き生きと輝き、生徒様に元気を与えられる講師でいたい。
これが私の想いです。
今回初めて、勇気を出して、目の痙攣について触れてみました。
気分を害してしまう方がおられるかもしれませんが、どうかご理解いただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。